よりぬきルル網日誌 2007年3月の巻
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2007-03-06北国の少女、再び
やっと入手してきました、shibata emico嬢の全国発売CD第一弾「シーズン・ソングス」。今年になってから、この日誌で音盤購入報告をすることは全くなくなっていたのですが、やはり実際ブツを手にしたら嬉しくてしょうがなくて。娘を嫁にやる境地とかそんなもんじゃなくて、この人の歌声をより多くの人と共有できるというだけで、単純に嬉しいという気持ちがこみ上げてきて。
出会いは3年前の2月に下北沢のハイラインレコードにて。それ以降、ここに書いた些細な感想を本人様に発見されたり、そうこうしながらも他の自主制作盤を愛聴したり、ライヴに通ったり、そんな日々の繰り返しが昨年10月のルル網ライヴVol.5への出演という形で実を結んで。その時のライヴでの存在感は、確実に共演者やお客さんの心を捉えて離さず、その時こそがルル網ライヴを続けてきて本当によかったと思えた数少ない瞬間の一つでありました。
そんな彼女のエッセンスを、ライヴで代表曲とされている4曲に凝縮したお披露目のこの一枚。初めて聴く人は、過去目にした事のないような新鮮なイノセンスのかけらに圧倒されるだろう。しかも、ちゃんとプロデュースされている分、これまでの自主制作音源ではなし得なかったリアルさが、音場いっぱいに咲き乱れる。きっとこれは、恋をしてしまったときの気持ちに近いだろう。そして、改めて練られた繊細な歌の数々に酔いしれる。まっすぐな微笑みをたたえた響きは、きっと癖になるだろう。
そんなわけで、今後の展開も大いに気にさせずにいられない罪作りな一枚。これから、渋谷アップルストアでのライヴ、そして初の京阪名ツアーと、emicoワールドはどんどん翼を広げていくのです。ほんと、このコからは目が離せませんよ。

2007-03-07ハロー・ゲイリー
今月から来月にかけて、特定のメーカーを中心に怒涛のリイシュー攻勢で、好き者としては息もしづらい状況に突入しかねんと、嬉しいのかそうでないのかわからない悲鳴上げ中です。乙女座とか出るんですよ! 本人達も大乗り気じゃないでしょうか。ともあれ、リイシューに関する限りは、日本盤市場もまだまだ捨てたもんではないですね。あとはまた、再発見の軸がシングル盤に移ってくれることを期待するのみです。それにしても、米国や英国で最近出された質のいいリイシューものをお店で見つける頻度が限りなく皆無に近くて困る。まさか、これも輸入ルート規制の悪影響とか? フォールアウトとか、その手のレーベルは、信用していないので。4月にはまたガレージ・ビートが2巻出るようだし、大変です。
今年になってから入手した紙ジャケ・リイシューは今の所2枚のみ。一枚は先月出たブラック・サバスの3rd。これを買ったきっかけに関しては固く口を閉ざしていましたが(まぁお察しの通り)、その時の気分的にもサバスはおさらいしておかねばと思いまして。単なる紙ジャケの枠を越えた、こだわりの仕様に圧倒されます。そしてもう一枚が、昨日買ってきたゲイリー・ウォーカー&ザ・レイン唯一のアルバムの、待望の世界初公式リイシュー。
日本での人気絶頂時に突如解散を表明したウォーカー・ブラザーズのゲイリーのニュー・グループということで、とにかく日本に於いては鳴りもの入りで登場したバンドであったが、終わってみればアルバムは他の国ではリリースされず、しかも後にメンバーの一人が別のマニア人気が高いバンドに入ったことにより、マニアックな価値が膨れ上がったという逸品。それは抜きにしても、68年のロンドンならではのカラフルなサイケ・サウンドが全編に溢れたこの作品は、単にサイケ好きの間でも人気が高い。改めて聴いてみると、他の英国サイケにありがちな貴族的ムードが皆無で、その辺はゲイリーの米国西海岸出身というルーツの賜物だろうか。カラッと乾いたポップ感覚は、確かに後のバッドフィンガーに相通じるものもあり、かなり貴重である。
それにしても時のいたずらというのは皮肉なもので、後にそのバッドフィンガーに参加することになるジョーイ・モーランドは、このアルバムでかいま見せるポップ職人肌は貴重ではあるが、歴史を紐解くと決してマニアに歓迎されてはならない人物だったことが解るのだから。先に出たジェフ・エメリックの著書でも、マネージャーのビル・コリンズと並んで常に悪役として描かれていたし、前任のロン・グリフィスも含む他のメンバー(何せ内2名は自殺に追い込まれているのだから)の関係者も、きっとジョーイにはいい思いをしていないのではないか。それなのに、その存在を有り難がらずにいられないマニア心理っていったい。これを聴いていて、また複雑な思いがひとつ駆け巡った。
話をこの紙ジャケ・リイシューに戻すと、結局マスター本体は日本のレコード会社に保管されていたそうで、ユニバーサルの管轄だったことが明らかになっているが(当時ゲイリーが関わったカーナビーツの音源などのことを考えると、その線は100%想定できなかった)、そのためだろうか音質はベストとは言い難いし、英国主導で制作された音であるのは明確ながら、その辺の管理に関しては英国の会社の方がずぼらだったんだなと認識してしまう。そして、今回のリイシューで不思議なのが、曲毎の作者クレジットの欠如である。多分オリジナル盤からして、制作背景を考えるとそれが抜けていたのではないかと考えられるが、少なくともラストに収録されている「幸せは限りなく」がモジョ・メンのカヴァー(! 作曲はボナー&ゴードン!)であることには触れておいてほしかったな。それも含めて、ライナーが解し辛いという印象あり。ともあれ、出た事に関しては偉業としか言い様のないリイシュー。ユニバーサルさん、本年度勝者確定です。あとは米国サイケとソフトロックを何とかしてね。

2007-03-11北国の少女、出会い編
9日夜から今晩にかけて、約44時間に渡り都心を脱出してきました。ある意味、心を洗い直す旅。そして、空耳アワーの「酸素薄い」に啓発されて、物事をやり遂げるためなら筋を通さねばというセオリーを実践する旅。そのきっかけを作ってくれたアクトは、実は2組いる。いずれも、4月のライヴの構想を練る過程上で発見し、超ルフラン級(謎)もしくはそれを越えるときめきの粉を、丸芽の中枢神経に振りかけてくれた罪な人達。その内の一組は、関西にいるのだが、その演奏はYouTube等を通じて、確実に世界随所に点在する心を?んでいるわけで、ある程度「読める」人達である。そして、残る一組が、今回の旅への鍵を与えてくれた姉妹デュオ、ケフィである。
サイトで一目見て、このコ達には何かがある、そう思わずにいられなかった。でも、もう一組のように演奏がweb上に発信されているわけではない。なら実際演奏を聴きに行くのが一番まっとうな行為だ。何処へ?
函館。
生まれてこの方、母方が青森にも関わらず、津軽海峡を越えたことがない。だからこそ、余計ときめく。
思い立ったら、即「遥々行くぜ函館」だ。折しも4月のライヴの予定が流れて、資金が多少浮いた。そんなわけで、病に倒れるちょっと前(赤坂Noteにて結論を出した直後でもある)、旅のプラン練りに着手。幸い、出発の夜には体調も万全に戻り、無事夜行バスに飛び乗ることとなった。
この続きは、書き出すと止まらなくなりそうなので、明日から何回かに分けて伝えていこうと思います。とりあえず、今日は予定通り、都内に戻った途端渋谷アップルストアに直行。shibata emico嬢のライヴが行なわれるのだ。もう少し、日曜夜の無防備な一般通行人達を集められればいい結果になっただろうなと思ったが、多少緊張気味だったとはいえなかなか上々の演奏。久々にお題ソングもあり、場内で終始輝きを放っていたお客さんの子供さんにインスパイヤされて「私の赤ちゃん」なる曲が登場。かおりんの「ハピマイベイビー」に匹敵する逸品がその場で出来上がった。この曲を、そろそろ第一子の誕生が近づいているきい嬢にも捧げたいところ。今月末の関西遠征にも、何とかスケジュールを合わせて応援に駆け付けることに決めました。もう全国区ですからね。うれしくてしょうがない。

2007-03-12ピュア
北国の寒さはほんと快感に近いものがある。こっちに帰ってくると、ただ単に寒いだけで全然風情を感じなかったりして。特に今日はそんな思いが強いなぁ。それでいて、降りそうで降らない雪。最早、この近辺で起こり得る事に対しては、殆ど愛しさを感じられなくなってきてる。18年も住んでると(もちろん我が人生の中では最長期間)、しがらみを抜きにしても確かにそう思うのは当然なんだろうなぁ。
というわけで、北国紀行譚の続きですが、やはりまず最初に私のハートをがっちり?んでしまった二人、ケフィの話から始めましょう。
元々彼女たちを知ったきっかけは、彼女たちのブログではなく第三者のサイトだったのですが、そこにあった全日本リコーダーコンテストで銀賞受賞という経歴にまず負けた。それなのに、演奏写真から伝わってくるのは、ピュアの一言。本格派かつピュアでフレッシュ、そして双子! これで超ルフラン級(!?!?)のときめきを感じずしてどうする! まずは演奏を聴きに行かなければ。その時は、丁度4月のライヴの行方が微妙に揺れ動いている段階で、結局それが中止になり、改めてプランを練り直しと決めた途端、そのときめきを実際確信するために函館行きを決意。後輩バンドのアコミュドーズのラストライヴへの参加という形でありつつ、ブログにあった「でも、やります。」の一言に心を動かされずにいられなかったというわけで。
というわけで、9日夜十時に池袋を出発したバスが翌朝青森に到着。伯母の葬儀以来20年振りに訪れたその地のさわやかな空気に迎えられながら、函館行きのフェリーに飛び乗り、午後1時に到着。その時は、当初の開始予定時刻14時というニュースを信じ、ぎりぎりのタイミングでありつつバスに飛び乗り五楼郭に向うという無難な手を使う。そして、何とか午後2時に会場である芸術ホール・リハーサル室に到着。
会場のドアの外には、もうリコーダーの澄んだ音が飛び出して来ている......実は30分前に始まっていた。あああ、知ってたらタクシーに飛び乗って駆け付けていたのに......
席についた瞬間、ときめきの予感は確信へと変わった。ピュアでフレッシュに加え、スピリチュアル。彼女たちの、音楽を演奏することに対する敬虔な気持ちが、そのまま現れた音色とサウンド。もっとじっくり聴いていたら泣いてたかもしれない。ヘンデルの曲はまじで聴きたかったなぁ。
唯一、ヴォーカル的にまだ固さが抜け切っていないという気がしたが、これもきっとキャリアを重ねることによって角が取れてくるに違いない。あの落合さとこさんも、初期のきんと雲の頃はほんと固い歌い方だったもの。勿論、リコーダーは「美しい歌い方」をしていた。こういう表現は最近あまり使う事なくなったなぁ。PAによって本来の音の魅力が減少したという感はあったが、会場の規模と生ピアノを使っていたことも絡んで、これは仕方ないところだろう。結局、聴けたのは最後に演奏されたキロロの「生きてこそ」を含めて2曲だけだったが、その曲での2声の絡みはとても心地よく、古くはチューインガムに始まる、我が姉妹デュオフェチ心をくすぐる美味しい魅力が息づいているのを感じた。

この後のコンサートの行方を始め、まだまだネタはあるので小出しにしていきたいと思います。丁度iTunesからライトニング・シーズの「ピュア」が流れてきたので単純にタイトルにしましたよ。

COMMENTS
豆子: こんばんわww
ケフィのリコーダー担当の豆子です♪
たくさんケフィのことを紹介してくださって、
ありがとうございます♪すごく嬉しいです♪

とても遅い時間?にすみません・・・。
宿題のレポートを書いていました^^
ちょっと疲れたので、息抜きに足を運ばせていただきました^^

わざわざ函館まで来ていただいて、
本当にありがとうございました^^
久しぶりに寒さが厳しかった日においでいただいて、
本当に申し訳なく思っています。
でも、本当は雨が降る予定だったんですけど、
雪でよかったな・・・と思っています♪

まだまだ寒い函館でのびのびと
演奏活動をしていきたいと思います♪
これからもよろしくお願いします♪

丸芽: きゃー! 豆子さん、いらっしゃいませ! その節はいろいろお世話になりました!
ちょっとだけでしたが演奏が聴けてほんと幸せでした。クラシックのレパートリーとか、もっと聴きたかったです.....
バスで青森に着いた時は予想外の快晴で、しかも温度的にも丁度よくて、いい時に来たなと思ったのですが、次の日の天候はきついというよりむしろ快感でした。雪だったけど傘などいらないという感じでしたよ! 朝市で出会った人もみんないい人で、是非ともまた行きたいと思っています。もちろんケフィのコンサートのある時に!
今頃は天候的に好対照な沖縄でくつろいでらっしゃるんですね! お土産話楽しみにしています。ルル網でも時々リコーダーのことを書いていますので、読んで頂ければ嬉しいです。

2007-03-13この歯科医からの卒業
いよいよ近いようだ。長過ぎた。それにしても、この時期に麻酔が効きすぎるのは、ある意味悲劇だなぁ。

さて、10日のコンサートの本来の主役は、高校生バンドのアコミュドーズ。このライヴを最後に、進路の関係で活動休止となるそうで、本来ならばこれからバンドとして脂が乗り始める世代であるのだが、やはり地方都市故、王道を選ぶのは難しいらしい。そういう意味では、こういうライヴを観る機会というのもとても貴重だし、もしかしたら後々価値を呼ぶかもしれないので。
最初にステージに上がって来たメンバーは男女2名ずつ。その後、楽器を持ち替えつつ複数のメンバーが曲毎に異なるフォーメーションでステージに立つ。ヴォーカルのコを除いてはいまいち狙いがはっきりせず、ただ最初に演った「ジュピター」のカヴァーらしき曲(「Everyday〜」という歌詞は歌ってなかった)を除くと、全曲自分たちで書いているというのに意表を突かれた。若さに任せて、色んなアイディアを試そうとしているのが解るが、やはり若さ故の荒削りさは避けられず、でも都会志向のバンドにはないイノセンスが悔しいほど伝わってくる。一曲だけ、とてもいいなと思った曲があった。クラリネット担当のコがやっと真面目に自分の楽器と向き合って、伸び伸びと演奏していたのもよかったし、ヴォーカルのコのフレージングも特に高音がよく出ていた。
最後はケフィの二人もステージに上がり、総勢8名の10代のプレイヤーが青春を思い切り叩き付ける。やはり、バンド・サウンド(ギター、ベース、ドラム、ピアノが総動員されていた)に絡まれると、リコーダーの音は沈んでしまう気がするが、それを活かすのもPA次第なんだろうと思った。その話をするとやはり長くなりそうなので、また別の機会に。
あっという間のステージだったが、終演後にはケフィのお二人に色々良くして頂き、ほんと遥々来た甲斐がありました。今度はこの音をより幅広い聴衆に伝えるために、自分が立ち上がる番だ。北国の空に誓ってまいりました。
さすがにバス10時間船4時間となるとかなり疲れるわけで、早々とホテルに入って、何故か「いきなり! 黄金伝説」の都内カレー名店巡りを見ながらベッドへ。最初は興奮さめやらないせいかなかなか寝付けず、その間色々な思いを脳内で整理している内に、いつのまにか朝の光に。その隙間から、繊細な粉雪が。続く。

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Harakoh: どうも!アコミュドーズのドラムのHarakohと言います。
色々探してたら辿り着きました笑
我々のことを紹介して下さってありがとうございます!!
クラリネットの曲は僕が作りました(^ ^)♪
またいつかケフィとステージが出来ればいいなと思います!
丸芽さんのブログなかなか興味深いです!是非リンクさせて下さい!
あと個人的に今度僕は神奈川の音楽学校のピアノ科に進学するので、もし何かあればよろしくお願いします!!
長文ですみません(^ ^;)

丸芽: 丸芽です、こんばんは! コンサートお疲れさまでした。CDも買っておけばよかったですね。ライヴでは出来ない面白いこと沢山やってそうではありませんか。若いっていいことですな!
東京近辺の音楽生活、慣れるのは大変だと思いますけどなかなか面白いですよ。ライヴとかばしばし行きまくって下さい。無論自分も夏には凄い面子と共に壮大なイベントをやるつもりでいますので、是非遊びに来て下さい! 皆さんによろしく!

2007-03-14この40年は果たして「幸せ」だったのか
日本ロック界をリードしてきた偉人の訃報を聴くと、そう簡単に物事を考えられる事態ではなくなる。よりによって、こんな時に。

モップスのヴォーカリスト、鈴木ヒロミツ氏の訃報である。享年60歳。

モップスは「日本初のサイケデリック・バンド」として、隆盛と混沌を極めるGSブームの中に送り出されていった。デビュー曲「朝まで待てない」のシュールなイメージは、作家活動をスタートさせたばかりの阿久悠氏と村井邦彦氏によって、ぶっきらぼうながらも丹念に組み立てられ、ハードなR&Bを指向するバンドのパワーに見事にはまってくれた。サマー・オブ・ラブには若干間に合わなかったものの、同じビクターから同時発売されたザ・ダイナマイツの「トンネル天国」と共に、日本のロックの未来を明確に刻み付けたのである。1967年の秋の日に。
そのB面に収められた「ブラインド・バード」は、よりサイケデリックなイメージの中に、束縛からの解放を謳うメッセージが仕込まれた名曲で、80年代にはアメリカの一部サイケ・マニアの間で神格化され、後の世界的GS再評価の種を撒いた一曲でもある。しかしこの曲は、結局後にモップスのビクター時代のマテリアルが再発される際、一度もその中に組み入れられることがなかった。歌詞の中に差別用語が出てくるせいなのか? 近年ビクターが、かつて発売した内容がヤバ目のマテリアルの再発に対して少しずつ寛容になってきていることを思うと、理由はそれだけではないような気がするのだが。
我が僚友であるビクターのディレクターは、最後までこの曲を再発CDに入れることに執拗にこだわったが、結局上の方がOKを出さなかったらしく、加えて同時にCD再発されたダイナマイツとオックスのアンソロジー同様、元メンバーに取材を敢行して充実したライナーを付けるはずだったが、モップスに関しては諸事情により不可能となった。貴重な写真がいくつか載っただけで終わってしまったのである。
きっと、「大人の事情」は必要以上に盲目だったのであろう、「自由」に対しては。
そんなビクターを離れた70年代のモップスは、よりハード・ロック色を強める傍ら、ヒロミツ氏のタレント性を生かしたノヴェルティ色で新生面を切り開くことになる。そして71年には「月光仮面」が大ヒットする。この「月光仮面」こそ、最近急にクローズアップされた「おふくろさん」問題に絡めて、自分内で再び再脚光を浴びていた一曲である。原作者・川内氏の意向に反した歌詞が大量に入っているという意味では、こっちの方がむしろ問題作だった。この曲の当事者として、モップスの元メンバーが「おふくろさん」問題にどう釘を差すか注目していたのに。そんな中、静かに息を引き取ってしまったヒロミツ氏。所謂「ロックな人生」と程遠い晩年を送ってはいたが、決してその頃の輝きを蔑ろにしようとはしなかったであろう。
「Please Kill Me 幸せのうちに」と歌ってから40年。曲は封印されてしまったけど、そして疾風のような人生は決して幸せではなかったと思うけど、残してくれたものは大きかった。誰かの身代わりになったのではなんて決して思わず、今日は静かに蝋燭に火を点して眠りたい。

北国紀行の話はまだまだあるので、忘れないうちにフォローします。明日以降。

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くどうはるを: ヒロミツさんの訃報は俺にとってもショックな話でした。いろんな意味で刹那すぎます。しかし、モップスのビクター・コンプリート盤にはそういう裏話があったんですな・・・と思ったら、こんな当事者からの証言も。
丸芽: いやぁ、サミーさんはっきり書いてくれてますね。その辺の事情は、ホリプロとその傘下から枝分かれしたカレイドスコープ→ロード&スカイ(モップス、浜省、RC、初期陽水とか)の関係のもつれに依るのではないかと思われます。オリーブ「カム・オン…!」のCD化が異常に遅れたこととか、ここ周辺の胡散臭そうな事情が絡んだ例はまだあるんではと思います。何とか、インタビュー自体は「ロック画報」のおかげで救われたわけですが。
こういう時こそアッコさんの談話が聞きたかったんですけど、昨日昼は既に外出していましたし.....録画しとけばよかった「アッコにおまかせ」。
そして、こんな時こそEMIにがんばってもらってカップスの「ブルース・オブ・ライフ」並に気合い入ったベストを出してほしいものです。勿論ヒロミツ・ヴォーカル曲だけ集めて。ソロも含め、未CD化シングル曲も結構あるし。そして意地でもビクターの音源も借りて、「ブラインド・バード」収録を許諾させてほしいもんです。でも逆に「月光仮面」は時期が時期だし無理か(半分星勝ヴォーカルなのは抜きにしても)。

2007-03-15北風のキャロル
すてきな逸材達との出会いによって、再度創作意欲が高まって来てるこの頃。新たなマテリアルを書いたり、埋もれていた曲を掘り起こしたり、まだまだいけそうだなという予感。そういえば、ゲイリー・ウィルソンに負けじと、あのビル・ホルトが32年振りの新作を発表したそうで。その名も"Program Twelve"。前のドリーミーズの続きというわけですな。かつて自分がやった事を信用し続けていれば、いくつになってもやる気は衰えないんだなぁと教えられました。しかもiTunes Storeで配信開始されてるから凄い(日本でもDL可)。向こうの人はやる事が違うね。
そして、先頃アップルストアに行った際、Garageband Jam Packのワールド・ミュージック編なんてのが出ているのを発見、これはそそるわ。リスクを承知で入手しますか.....といっても、ループも含めて全部インストールするためには、HDDを12GBも空けねばならぬ......ますますiBook本体が圧縮されていく予感。昔は仕事場で支給されたワールド・ミュージック・サンプラーCDの音を適当にぶったぎってサンプリングして、ばれないように使ったりもしていたなぁ(しかも手許にある唯一のサンプリング機器がSK-1だった時代に!) ちなみにシンフォニーの方のループは結局外しました。本格的過ぎて使い勝手がないからね。それとも新しいマシンを導入しろという警告なのか?

さて、いよいよ北国紀行譚のクライマックス。11日の朝は意外と早く目が覚め、ちょっとした朝食を頂いてから9時に五楼郭近くのホテルをチェックアウト。早速路面電車で函館駅に向いました。この段階でかなりの冷たい風が吹き荒れていて、時折雪もちらつき、これで今日船旅だったら大変なことになるなと。帰りの電車に乗るまでの間、朝市付近をぶらぶらと。とにかく人情が溢れていて、ついつい何かを買いたくなってしまうが、わけありで生ものを一切買う事ができず残念。「のだめカンタービレ」で、千秋が飛行機恐怖症を克服するため衝動的に北海道に向い、いろいろと買いまくったシーンがフラッシュバックしてくるが、そもそもきっかけからして千秋のそれに近かったもんなぁ(といっても、さすがに飛行機は無理。次回チャンスがあれば乗ったりして)。そして、ちょっとした朝食は頂いたものの、ここで何かを食わずしてどうするのだということで、ラーメン専門店に入りカニラーメンを頂く。
前日のケフィの演奏がまだ心の中にこだましている状態で、いい人達と沢山触れ合い、まじで函館に恋してしまった。長崎、神戸、横浜.....いや、ここが一番好き。お土産店を出ると、外の吹雪は相当激しくなっている。それでも、空気は爽やかだし、決して嫌味にならない寒さである。
ちなみに、駅前のビルの中に一件中古レコード店があると「レコードマップ」(5年前のだが)情報を元にメモってあったので、ちょっとだけでも覗こうと行ってみたら店じまいしていた......結局、関東圏を飛び出してレコードなりCDを買わなかったという経験は、高校時代の修学旅行を除くと、この27年間でまじで初めてだった。20年前に法事で青森に行った時でさえ、帰りの電車の中で聴きたいからと荻野目洋子のテープを新星堂で買った覚えがあるのに.......今度は本気で札幌を攻めることにしようかな、時間があれば。
一人で来てケータイで写真を撮りまくっていた女の子がいた。心中を伺いたかったけど、そこまでする余裕があるわけない。心の中は優しさでいっぱいになっていたから.........
帰りは青函トンネルを抜けて、計6時間の電車の旅。海側に座ることができなかったが、吹雪の向こうに現れる田舎の風景は、どれも愛しいものばかり。誰も住んでなさそうな家を見つけると、ついついスクォッター魂が........

旅の話はここまでですが、まだまだ書き足りないことが実はあるので、しょうがないけどしばらくはお付き合い下さいね。

2007-03-16私としたことが〜
旅行ネタは昨日の分でおしまいですが(つーか、来週にはもうお彼岸なんだな.....ライヴ見る以外の予定は相変わらずフィックスしていません。まぁ、のんびり行くとします)、ついでに書いておきたいネタが二、三あるので、今日と明日はそれでしのごうと思います。
ちなみに九州は何故か中学と高校、2度も修学旅行で行ってる。まぁ、しょうがないですよね。滋賀と東京ですからね。それでも、その後わざわざ田口商店に行くために福岡遠征とか、そこまではしていません。ネット初期の頃の交遊関係には、何故か九州方面の方が多かったにもかかわらず。あと九州には178という逸材がいるんだなぁ。いつかライヴ見たいと思い続けつつ、幸い音源は見つけられたので何とかしのいでいるのですが(5年ほど前に出たテープは、何故かハイラインにまだ残ってるんだなぁ。内省的乙女ポップが好きな方は是非救済してあげてください)。

さて、今日は11日の朝にホテルで見た番組の話。家ではテレビを見る頻度がすっかり減ってしまったのだが、ホテルの部屋に一旦入ってしまうと、iBookを持参してない場合はまじでテレビを見る位しか術がなくなる。それでも、家では見られないBSとかが入っていたりして、一味違う番組をやってたりすると、見入らずにいられなくなるのだ。
11日の朝は、よりによって懐かしドラマである。しかも「コメットさん」と「快獣ブースカ」。
前者は九重佑三子ヴァージョンで、これは辛うじて再放送で見たという記憶しかないが、後の大場久美子ヴァージョンに比べると、鮮烈に記憶に残ってたりするから不思議なものだ。この回の内容は、コメットさんがやっとお気に入りの靴を手に入れようとすると、しばらく前から付きまとっていた怪しい男が同じ靴を狙っていて、奪い合いになる。ストーカーとかそういうのを連想させておいて、実はその男は「落葉の化身」なるものであった。靴磨きの女の子が木のそばにいて、彼女がその靴をとても欲しがっていたのを知る。しかしある日、彼女が靴が買えるだけの小遣いを手に入れて買いに行こうとしたとたん、車に轢かれて亡くなるのを目撃してしまう。そこで彼女の願いをかなえるために人間に化けて、その靴を手に入れようとするのだ。すったもんだの挙句、最後にはコメットさんが譲歩することになるのだが、その辺の結末をわざと曖昧にしてあるところも、当時ならではのファンタジー性の現れだろうか。所々ミュージカル仕立てになっていて(最初の方では往年のヒット曲「ウェディング・ドレス」まで流れる)、実写とアニメを絶妙に混ぜ合わせてる所など、いかにもサイケ時代の産物という感じで楽しく観られた。
一方「ブースカ」の方は、コロムビアでCD特売会が催された時、キャラクター・ピクチャーCDを買う程好きなキャラクターではあるのだが、ぎりぎりリアルタイムで観られなかったし、再放送も見た記憶がない。今出回っているDVDボックスは90年代のリメイク版らしく、オリジナルが観られる機会は滅多にないというわけで興味深く観た。なんと、冒頭のシーンで子供達がスパイダースの「フリフリ」を歌いながら遊んでいる。ということは66年(昭和41年)あたりかと思ったら、今調べたら最終回の前の回の放映分だった(42年9月)。そこにチャメゴンがやって来て、「君たちもっと子供っぽい歌を歌えば?」と諭す。「七つの子」を歌い始めるとその場がしらけ.....もうここでジェネレーション・ギャップのようなものが露呈するのだ。今ならばGSの代りにラップということになるのだろうか。
一方、ブースカが歩いていると、ピアノの音が聴こえてくる。演奏しているのはおおくぼまゆみといういいとこの娘さんである。ピアノ好きのいいとこの女の子が実は薄幸だという設定は当時ありがち。なのに、突然訪れたワッキーな快獣に対して、いとも簡単に心を開いてしまうのが、なかなか憎めない設定である。
どうにかして音楽に対する素直な心を伝授したいチャメゴンは、川辺で演奏している謎の楽団を発見。がらくた楽器を堂々と演奏しているその集団に扮するのは、世志凡太とモンスターズ(!)。すると子供達も興味津々で寄って来て、自分達も何か音楽をやろうとジャンクを漁り始める。しかし、なかなか形にならない。そこでまゆみちゃんの登場である。ブースカの怪力でピアノを引っぱって来て、これでなんとかバンドとしての形が整う。
翌日、練習のために再び集まると、まゆみちゃんがいない。お母さんが病気のため、ピアノを売らなければいけなくなってしまう。それはまずいと、無理矢理資金稼ぎをし始めるブースカ達。すると、その情熱に負け、楽器屋さんはもうしばらくの間ピアノを持っていてもいいと宣言する。そして楽隊の演奏会が開かれ、最後にはこの演奏を世界に届けんと、ステージ全体が空中に舞い上がり、浮遊を始める。そこでおしまい。 これはとんでもなく美しい話である。モンキーズの「地獄へおちろ」と双璧。これほど音楽をやることの楽しさを的確に伝えてくれるとは、円谷プロも大したものである。「ウルトラセブン」や「怪奇大作戦」の封印されたエピソードのことばかりがとやかく語られがちな円谷特撮であるが、やはり原点は「ブースカ」のハートウォーミングさにあるのではないか。もっと語られて当然の名作だと思う。昭和40年代の普遍的魅力に迫るためには、レコードばかり聴いててもしょうがないのだ。無論、一日中観てると別の意味でおかしくなってしまいそうだけどね。
そんな余韻を噛みしめながら、ゆっくりと吹雪の街へと足を踏み出して行った三月の朝。

2007-03-17アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール
昨年8月にちょっとだけネタにしたチルドレンポップ・プロジェクトの話題ですが、やっと形になったようです。
これ
形になったとはいえ、まだ顔が見えてない状態で、しかもまだメンバー募集中という。結構綱渡り的ですね、ほんと。YMO世代の親を引きつけたいんかなぁ(悲)。一応ちょっとだけ試聴できるのですが、やはり最初だけに手堅すぎるというか、この線で来たかという感じ。「おもちゃ楽器」のコミュで宣伝する位だから、もっとガチャガチャした感じなのかなとついときめきつつ期待したんだけどなぁ。ほんと、こういう感じでステージを演出するのなら、もう少し壊れてた方が自然だと思うのだけど。やはりビットルズには及ばなかったか。余計昨日触れたブースカのエピソードが愛しくなってしまった。同じように、音楽的にはクレバー・チェリーが。
この仕掛人が燃焼系の本間さん並に解ってる人だったらと思わずにいられない。で、共同仕掛人が元小室ファミリーみたいなもんだったという.....上記エントリーの予感が逆説的に実を結んだわけだな(爆)。でもさ、形になっただけでも凄いよ。羨望のまなざしだね(謎)。ところでビットルズのあの◯ッパ大好きドラマーのコ、何か某SNSにいるらしいんだけど大丈夫なのか(ザッ◯のコミュで絡まれてたのを見たような気がする.......)

ついでに同じ月発でこんな話題もあったっけ、とリマインダーを兼ねて。ほんと、あの後どう進展してるんだろうか。あと3年位育成期間を設けるなんて言ったら憤慨するよエイベックス。ラフなうちにさらけ出しちゃうのがベストだよ。そして、やはり初期ホワイトベリーはよかったなぁ。あれで終りにしとけばよかったのに、ソニーさん(その後どうしたかは敢えて振り返らない事にしておきます)。
もひとつついでに「アヒルのワルツ」ですが、あれは1コーラスで充分、CD版は余計な部分足し過ぎということで購入を見送りました。本間さん作品説が流れていたけど実際は違ったようで、納得。あの人の作風はもっとしたたかだ。

以上、本来今日書く予定だったネタを飛ばして、昨日あっち側で得た情報にインスパイヤされてみました。
明日はめちゃくちゃ久しぶり(と言っても一ヶ月とちょっとだが)となる都内でのまともなライヴ参加予定。何せ、滅多に見るチャンスのないライヴを致命的風邪のせいで幾つも見逃したので、その分を何とか取り返して、覇気を復活させたいと思います。夏フェス(本当にそうなりそうな予感がする、といっても2daysが精一杯だろうけど)のプランをしっかり練るために。丁度Pasmo導入初日となりますが、Suicaをしっかりチャージ済み。これで磁気式カードに用はなくなりますね。しかし初日故に心配な点もあり、まじで大丈夫なのだろうか?

2007-03-18ドント・クライ・ノー・ティアーズ
「そして自滅するのがね」と昨日の日記のどっかに挿入しといて下さい。まぁ、Jr.&ヒズ・ソウレッツとか「白馬くん」とか、大人になってから何らかのきっかけでかつての過ちが掘り出されるのが一番理想的だな(それを言うとある意味赤面.......謎)
それにしても、レココレはナイアガラ絡みの号しか買わなくなったような気が......これもヤバイか。

さて、心配されたSuica/Pasmo相互使用開始初日ですが、自分としては何事もなく切り抜けました。ただ、東上線の駅では早速改札が壊れていたり、切符売場は相当混んでいたりで、やはり初日効果か? それにしても、池袋から東高円寺に行く場合は、40数分かけて丸の内線で行くのがベスト、となってしまうのが若干悲しい......今までのケースではパスネットの減りが早かったので、若干コストがかかると言ってもメトロの負担を軽くするために山手線で新宿まで行く方を選んだんだけどな。統一されてしまったんじゃ仕方ないです。当分は、一番経済的に負担のかからない方法をとり続けるしかないですね。ちなみに自分は、昔ちょっとだけ住んでいた一つ手前の新中野で降りて一駅歩きました。怪しげな新品レコ屋(といっても、その段階で5年以内に出た新譜は置いていないという、まじヤバな店だった)があった通りも無事再開発されたようで。やはり26年も経ちゃ当然変わるわな。そして今日のライヴ。

[実演鑑賞記] くつしたサミット第2回 with松岡宮@東高円寺kaztou

前回蒲田オッタンタで開催され、大盛況に終わったくつした主催イベント。今回は松岡宮さんとの2ウーマンライヴ。昼間ということでフレンドリーではあるが、会場の雰囲気的にはアンダーグラウンド色が強い。といっても、側近のファミリーが多数駆けつけ、子供達の歓声も飛び交うライヴとなり、その点ではうまくいっただろう。もう、二人ともファミリーみたいなものなので、自分としても暖かく見守るのがベストですよね。
直前までどっちが先攻か決まっていず、急遽ジャンケンで決定。まずはくつした。実は初めて見るフル・アコースティックのライヴ。こうして聴いていると、彼女の歌に秘められた優しさが浮上してくるから面白い。カヴァーも早川義夫の「サルビアの花」と、甘美な中に毒を孕んだセレクションがさすが。ダイレクトに歌詞が伝わってきてよかった。今後も歌ものと剣を交える際は、積極的にアコースティックでやってほしいと思う。
トーク・コーナーを挟んで後半は宮さん。幅広い層にも解り易い表現を試みながら、特に新曲はかなりのヤバさで、ハコのアングラ的雰囲気に符合していた。といっても、そのヤバさをユーモアと共に、明朗なエネルギーに変えて放出してしまうのは、さすがに彼女ならでは。同類を探すのがまじで難しい。
終演後は近くの沖縄料理店で盛り上がり、改めて家族っていいなと痛感した。そして、夏フェスの出演アクトが、まず一組確定。これで企画書書きが多少楽になりました。宮さんの次回イベントは5月10日です。くつしたは来週、なんと、あのTASKEと剣を交えます。

COMMENTS
くつした: どうもありがとうございました。一番目のお客さんが丸芽さんでなんか多分、出演者、安心しましたよ、みんな。
イベントもいい空気だったなぁと思っております。また。

丸芽: どうも、お疲れさまでした。最初はルル網サイドでもっと宣伝すべきだったなと思いましたが、思ってみればあれ以上人口密度が濃くなるとやり辛くなるかもしれないし(!?!?)
レンダさんも交えて、いつかまた遠方に皆で繰り出したいなという夢を捨てずに躍進しましょう!

そういえばTASKEを初めて観たのは7年前、下北の屋根裏でした。仲のいい大阪のアクトが出るので行ったのですが、見事に狂ったアクトが揃ってました.....
その後オッタンタでエーツーや我々と一緒のライヴ見てます。ご無沙汰してますが、あのペースでやってらっしゃるのでしょうか? なら偉いです!

2007-03-19319と言えば前はNOW、次はSHY
いや、「自滅」じゃなくて、「レコード会社に潰される」が正しいでしょって? 無論。寧ろ、自滅することでレコード会社に中指を突きつける方がかっこいいのです。この場合は相手がA社ですから余計です。いいんすかねあのバンドで。2500組も応募したらしいからね(まだ引っぱる)。一つくらい、つしまみれ並に凄いバンドがいたりしたらどうしますか。以上、昨日の補填=一昨日の更なる補填=8月2日エントリーのフォローの補填の補填。いや、ややこしくする位なら直リンした方がまし。バンドの公式ブログもあるけど、こわいので(以下略)
10日のケフィ生演奏に触れて、リコーダーの魅力を殺さないPAの在り方についていろいろ考えてみた。最初からいれば多分そう思わなかったかもしれないけど、少なくとも2曲聴いた限りだと、会場の性質(本来はクラシック系のコンサートで使われるホールの、リハーサル室である)のせいかもしれないが、本来伝わってくるべき音色の美味しさが、フルに発揮されていなかったような気がして。
思い起せば、今は亡き名手・篠原理華さんに、その事についてしきりに聞かれたことがある。丁度10年前の今頃、理華さんの初リサイタルに迷い込んだのが、リコーダー生演奏にはまるきっかけだったのだけど、大抵伴奏は小規模だし、会場の構造そのものが音響効果だったわけで。PAなしで楽器の響きそのものをダイレクトに吟味することを覚えたのだった。その理華さんが、その年の暮れに通常のコンサート・ホールで行なわれた「クリスマス・パストラル」に出演し、会場の規模も関係して、初めてPAを通した演奏を行なった際、「聴こえ方はどうでしたか?」と素直に聴き手側の意見を求めてきたのだ。彼女にとっても勉強だっただろうし、自分みたいな主にポップ側を聴いていた立場の意見も参考になると思ってくれたのだろう。勿論、その時はPAもプロ中のプロだったので、的確な音の伝え方で会場全体にいい音を行き渡らせていた。さすがにちょい規模の大きい会場になると、笛一本ではかなり力不足になる。普通の空気の中ではよく通る音に関わらず(そこらの小学生の練習してる音を例に出すまでもなく)、壁のあるアコースティックな空間となると、その場に殺されてしまいかねないというわけだ。
逆に、PAを使うと逆効果になるという例も勿論あり、自分が聴いた中では、こちらも名手の太田光子さんがCDリリースした際、渋谷のタワレコで行なったインストアライヴがそれに当たる。もっとも、無差別に人が行き交うCDショップでの生演奏故に、PA担当者も多少迷いがあったんだろうし(普段リコーダーのインストアライヴなんて滅多にない、つーかCDリリース自体が滅多にないせいだ! 悲)、伴奏で使われたアコースティック・ギターもマイクで拾っていたため、バランスがとり辛かった可能性も。但し、フルート奏者が同様の環境で行なったインストアライヴでは、決してそんな感じは抱かなかったのだけど。多分これはフルート自体の持つパワーが、余計な干渉を必要としなかったからだろうし、伴奏も大抵生ピアノだったので、PA側も控え目にミックスしていた関係もあるのかもしれないが。
そういうわけで、以上も含めて、今までPAを使用したリコーダーの生演奏で一番よかったと思うのは、何を隠そう昨年5月のルル網ライヴVol.4にて披露されたOraNoaさんの演奏に他ならない(いぇい!)。もっとも、彼女ももっと小規模なハコでのライヴにおいては、ヴォーカルやギターも含めてPAは使用しないのだけど。きっと、その時のハコである六本木Back Stageのmitzさんが、提供する側として熟知していた結果だろう。同ハコは30人も入れば満杯になる程度の規模で、普段はアコースティック系のライヴで最大の特性を発揮するわけで、結果として返しの音量をあまり上げず、ステージから伝わる生の音をさりげなく補強する程度にして、ハコ全体を包み込むPAを心掛けたのではないか。そこまで上手く補強されたリコーダーの生演奏を聴いた例は、ルル網ライヴ・それ以外も含めて皆無。やはり、他の楽器に負けてしまう例が多すぎ。まぁ、Oraさん以外は大抵プラ管を使っているというのは考慮しなくとも。
さて、今後のルル網ライヴの課題として、いかに美味しい音を一番いい形で提供するか。もちろん、生演奏だけでなく、人に聴かせるためのあらゆる形(試聴ファイルとか、映像を作ってようつべにアップするとか)を想定しての話でもありますが(はい、もう既に乗りまくっておりますので)。
そのヒントを、思いがけず発見してしまったので、続きは明日。エメリックの本を読んで以来、またマイクの使い方に興味を覚えつつある丸芽です。今後はPA係に対してもばしばし物言いしちゃうぞ。

COMMENTS
松岡宮: ★松岡です。くつしたサミットではご来場ありがとうございました。なんだか暖かい雰囲気はご来場の皆様のちからだと実感して感謝しておりますー、うひょひょ。
★さて、こっちのダイアリーにコメントしましたのは、しのはらりかさんというお名前を拝見したからです。直接の知り合いではありませんが、大学の研究室の先輩にあたる方で、リコーダーをされることでも知られていました。★じぶんは学生当時、そういう芸術活動に関心はあっても駆け出せなかったので、音楽の道に進む先輩をとてもまぶしくうらやましく思っていたものでした。★こんなところで名前を見かけるなんて。なんとなく胸にぐっときました。ありがとうございます。★松岡宮。

丸芽: 宮さん、昨日はどうもお疲れさまでした。芸術のひとつの新しい形として、ますます進化したパフォーマンスを今後も期待しています。
さて、理華さん、同窓だとは存じていたのですが、研究室で先輩だったとはびっくりです! 敢えて音楽家としてはまっとうな進路を選ばず、音楽療法の研究を極めつつ演奏家としての腕を磨いた彼女の調べは、さすがに他に類をみないものでしたよ。ほんと、何度もコンサートに通いました。あまりに若くしての損失で、この世はまじで冷酷すぎると思いました.......
時間がありましたら、 ファンサイトを覗いてあげて下さい。エッセイのページは、ひとつひとつの言葉に重みがありますよ.....

2007-03-20間髪入れず初雪と桜前線
東京はそんな感じだけど、去年の今頃京都で見た吹雪と桜満開の同居は、何とも言えない風情があって素敵だった。決して退屈させてくれない場所、いくら歩いても疲れを感じさせない場所、それが京都。それでも、まだまだ知らないスポットはいくらでもある。時間さえあれば.....そしてミチビキエンゼルさえいてくれれば........
そんなわけで、京都でのルル網ライヴから早くも一年。やり遂げ感という点では、ルル網史上最高のライヴだったと思う。メンツ的にも動員的にも。それがハコの環境と噛み合なかったのだけが後悔点である(即ち、採算面で失ったものが大きかったと)。考えてみれば、ルフランの今の所最後のライヴはあの日だったな。あの後地下で着々とパワーアップを続けていて、そろそろ新生ルフランのお披露目も近そう。ルル網夏フェスに間に合うかな? そして、あの日マチコさんに(ビラデザインのお礼として)託した秘密兵器は、果たして使われるチャンスあるかな?
と曖昧に前説しておいて、昨日の続き。リコーダー生演奏の美味しい演出の仕方、ですが、思いがけず発見したこの画像と音声にいいヒントがあるんではないかと。
メンバーにリコーダー担当がいるという非常にユニークな、キューバ音楽を専門とするバンド、Miel Cubanaである。
このブログエントリーの写真に目が行ってしまった。クリックするとかなりでかい画像になるので注意だが、とにかく歌口ぎりぎりにマイクをセッティングしている。ここまでぎりぎりにセットすると音が歪みがちになりそうだが、他に使われている楽器も大音量を放たないものが中心なので、その辺はPA担当の腕の見せ所であろう、上手い具合に指先でコントロールしているに違いない。笛の種類によってレベルも変わってくるだろうし、奏者自身も吹いていない時はコーラスをしたりしているので、臨機応変な音量調節が必要であろう。普通のライヴハウスでのライヴだと、金管楽器の音を拾う時のように、先端を狙ってセッティングしているのを見かけることもあるが、これだと美味しさが伝わるわけがない。
そして、その結果として出てきた音がここで聴ける。オーディエンス録音でありながら、それぞれの音がよく通っているし、笛の音も抜けが良い。いつか彼女たちのライヴに触れてみたいな。ただ、この写真が撮られた「ボデギータ」は、残念ながら閉店してしまったらしい。あまりいい想い出のない(ま、場所そのものにではないけれど)「楽屋」でもやってるんですね。
最近はYouTubeにもリコーダー・チャンネルができたり、ネット上での楽しみ方もいろいろ変わってきてる。子供のコンクールから本格的なバロック演奏まで様々だけど、テクニックや音色以上に「撮(録)られ方」に興味を持って見てしまいがちなこの頃。そして、このチャンネルの中に、我がときめき心を直撃してしまったアクトが一組。はい、ご察しの通りです。ライヴ見たい〜(続く)

2007-03-21テルミン・サムシング・グッド
昨年は恒例のナイアガラ祭りが「3121」で霞んでしまいましたが、今日はしっかり「CMスペシャルVol.1 3rd issue」購入してまいりました。そして、某SNSの7インチ愛好同盟で知り合ったU子さんが出演する、ちょっとしたテルミン演奏会に足を運んでまいりました。
テルミンには関心があったものの、実際音を聴くチャンスというと、昨年の宮さんのイベントでの大西よう子さんの演奏位しかなかったので、興味津々で出かけてみました。自分の音楽表現の中にテルミンを取り入れるチャンスがあれば、どのような形が望ましいかと妄想しつつ。
ここでわざわざテルミンの歴史とか原理とか書いてもしょうがないのですが、まず第一印象としては、これほど人格が影響しない音色の楽器もないのではないかと。それもそのはず、空間をコントロールしながら演奏するのですから。と同時に、左脳と右脳を独立して機能させられる人でないと、とてもではないが演奏できないと改めて思い知らされました。音自体のことを考えながら、手の動きを制御せねばならないという、相当神経を使う技が要求されます。そしてその緊張感が、空気を通して聴き手にも行き渡る。多少音がずれても、笑っちゃいけません。演奏者の神経を少しでも刺激しちゃいけないのですよ。そんなわけで、これほど繊細な楽器もないのです。安直に妙な事に使ってはいけないのだという。
ちなみに、そんな演奏者の負担を軽くするために開発されたのが、
エレクトロテルミンという代物であり、あのビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」で使われているのはこの楽器。ビーチ・ボーイズのツアーでマイク・ラヴが演奏していたのはその簡易版で、ブライアンの近年のツアーで使われているのはレプリカ。よって、ビーチ・ボーイズやブライアンへのオマージュ的作品で普通のテルミンを使うのは反則なのです。かく言う私は、自分で使うなら当然こっちの方が........
さて、今日のコンサートは、演奏家でありつつテルミン教室の講師を務める濱田佳奈子さんと、その生徒さんの演奏によるものでした。さすがに先生の演奏はスムーズですが、それに加えて見せ方も絶妙にコントロールされていたという印象。腕の筋肉の震えの一瞬やら、演奏し終えた後の笑顔など、もう余裕そのものという感じ。その精神が、U子さん他生徒さんの演奏にも少しずつ行き渡っていたという感じです。場所が場所だけに、通りすがりのお客さんも多く(「あ、テルミンだ!」という歓喜の声もちらほら)、緊張感は免れないところでしたが、やはり皆さん落ち着いたもんです。つかのまの異次元と安らぎの世界、楽しませて頂きました。U子さんともSNSつき合いはかれこれ2年以上になりますが、初めてご対面することが出来、僅かながら楽しい話が出来て嬉しかったです。

さて明日から恒例のお彼岸ツアー。当然、今度はこいつ(iBook)持っていきます。随時状況チェックしますよ。早速ライヴだぁー。

2007-03-22もしもうさこが歌を歌ったら
流れのままに、京都へやって来た。明日からどうなるやら。とりあえず、今日得た幸福感を、何とか維持していこう。
ライヴハウスまで歩いて2分という環境にも関わらず、いろいろあってこんな時間になっちゃった(つーか、事前にあれだけ騒いでおきながら最終回にして初めて見た某ドラマ、これでいいのか?)。

[実演鑑賞記] shibata emico京都ツアー@二条nano

CD全国発売の後は当然全国ツアー、というわけで京都・大阪・名古屋を回るライヴ・サーキットの初日。今日のライヴが関東圏以外で初めてということで、スケジュール的に都合良さ過ぎとなれば、応援しに行かずにいられません。昨年3組のアクトの京都デビューを見守った、つーか演出した身として.......
先立って出てきた2バンドがいずれも浮遊系、といってもそれぞれ繊細な歌もの、激情系ギター・サウンドと対称的でありつつ、旅に疲れた身をやさしくほぐす。そしていよいよemico嬢の登場。ステージ左側(自分の目の前! まさか、そこにあるとは思わなかったんで)にセットされたアップライト・ピアノで「ケニヤン」。早くもリラックスムードで余裕綽々。以降、ギターとキーボードの間を移動しながら、次々と代表曲を繰り出す。ほろ酔い加減も手伝って、表情はより可愛らしく、それなのに歌そのものはさらに芯が強化され、聴く者を魅了せずにいられない。絶妙なトークで雰囲気をほぐす業、そしてバンドとの絆もさらに頑なものとなっている。願わくば、京都ポップ界の顔役がもっと集まってくれれば(何せ、去年の昨日ここで観たライヴには、50人近くが狭い会場を埋め尽くしたのだから......)。きっと伝説のライヴになったかもしれないよ。
明日は大阪にて、女性ヴォーカル中心のライヴに出演。これにも顔を出せればなぁ。そして明後日は名古屋......こちらは残念ながら行けないです。今日と同じハコで、昨年そこに50人近く集めた歌姫のライヴに凱旋するつもりなので。

2007-03-23ミニ・ミーの日!?
大阪に来ました。昨日の夜は寝付きはよかったのですが、朝変な時間に起きたら二度寝不可能状態に陥ってしまい、仕方ないのでYouTubeなんかを見始めたら、妙なものにはまってしまい.....あっという間に朝食の時間に。その後、お墓参り、うどんを経て、いつものお宿に直行。早速GS有線を流し始めたら見事に気が抜けました。というわけで、明日が大事なので今日は大事をとろうと思います。買い物する気力もないなぁ(それ以前に燃料が)。それにしても昨日のホテルはライヴハウスまで歩いて2分にも関わらず、外観と裏腹にかなりの場末度の高さ(廊下の雰囲気は一昔前のラブホを彷彿とさせる......)で、居心地は悪くなかったけどちょっと疲れた(お湯の出る量が少ないとか)。
どっちかというとうさこは明日の主役の方だなぁ......ということに今気付いた。明日は楽しませていただきますよ!

2007-03-24改めて、もしもうさこが歌を歌ったら
今日は本格的な雨だ。昨日救われたのでよかったとはいえ、晴れ女を自認する歌姫のライヴを観に行く日にこうなるなんて。仕方ないので傘を買いましたよ、コンビニで。他にもCDとか7インチとか買いました。そんなに高い買い物はしていないので、今の所は救われています。
どうしようかな明日は。それでは、とんでもなく満ち足りたライヴ・レポート。

[実演鑑賞記] 竹上久美子presents 「むすんでひらいて!」vol.2@二条nano

一昨日に続いて、また来ましたnano。外から見たらライヴハウスとは殆ど思えず、中に入っても実にコンパクト。しかし、今日はこの会場がとんでもない人口密度に。つくづく一昨日の素晴らしいライヴが可哀想になる。そんなわけで、昨年の今頃ここで熱血のワンマン・ライヴを成功させた竹上久美子の凱旋。あれから一回りも二回りもスケールアップした彼女が、すてきな仲間を引き連れて帰ってきた。
その一発目は、タイフーン・ミニスターズ。昨年大阪のHOOK UP recordsでチラシを拾って、気にならずにいられなくなった女子二人組。紅布で春風堂との対バンを観て、一旦は年末のルル網ライヴに誘うも、ドラムのマサコさんの手術が絡んで実現せず、今度こそはとの思いをも抱きつつホームグラウンドでのライヴへ。新曲も多数披露され、アクト的に更にスケールアップされた印象。特にマサコさんの弾けぶりは前回感じられなかったもので、トークも歌も絶好調。まさにキュートでリリカルなガールズ・ポップを集めた今回のイベントのスタートを切るに相応しい。
続いて、先輩でありつつ、MySpaceの力であっさりと出演を決めてしまったwafflesの登場。彼女達と並んで語られることが多いキンカやフルカワモモコを愛聴する身でありつつも、既に何枚もちゃんとしたCDを出しているのが原因なのか、ちゃんと聴いたことがなかったのだが、こうして初めて生で観るとまじでときめく。完成度の高いポップ・ソングが次々と繰り出されていく。ヴォーカルのコは太田裕美の遺伝子を確実に受け継いでいるし、ギター&キーボードのコのしなやかかつしたたかなプレイと好コントラストを成している。というわけで今後も要チェックですな。そして、これもまた竹上マジック。
そしていよいよ主役が登場。幕間にも企画者としてしっかりトークをこなし、一年の間にとにかく垢抜けたという印象を抱かせたが、歌い始めるともっとすごい。いきなり新曲を連発。歌の内容がさらに高度なものになっているにも関わらず、この余裕の表情はなんなのだ。このコはまじで本物である。遅ればせながら最終回で初めて見た「きらきら研修医」だが、もしテーマ曲を彼女が歌っていたら、絶対毎週見ただろう。小顔という共通点は抜きにしても、コニタンが持つ凛々しさを音楽の中で表現しきっているのは確かだから。そして「黄色い自転車」「午前五時」など代表曲を、身体を揺らしつつ既に唱和している自分がそこにいる。これこそ「むすんでひらいて」の醍醐味だろう。終わってみれば、雨はやまなかったけど、心の中は快晴そのもの。
次回は5月19日、とんでもなく凄いアクトの出演を取り付けたという話。やっぱ負けた! 京都娘の勢いは止まりません。まさに、小さな巨人です。

2007-03-26自分を幸せにしてくれるものは、幻想じゃなくて物質
帰ってきました。結局得た最大のものは、素晴らしい仲間意識......それが実を結ぶためには何が必要か、今後も追求し続けねばならないな。でも確かに、駅員さん(さすがに宮さん程鋭い観察眼は持っていないが.....)やお店の人からは、今自分の近くにいる人の殆どから感じることのできない優しさを感じた。
ほんと、瀬田川のほとりにならぱ、いつまでいてもいいなと思う。こっちは、相変わらず暖房なしではやって行けない。

そんなわけで、ネタは衣類と一緒に宅急便で送ったが、昨日が日曜のため明日まで着かず、ちょい憂鬱。おかげで助かったけど。そしていよいよ夏フェスの企画書書きその他に本腰入れて取りかかりますよ。出演者2組がまじ確定しました。残りはこれからじっくり時間かけて説得していきます。特に、内一組はいろんな意味で優遇してあげないと、ある意味可哀想なので......。明日と明後日はライヴ行きますけどね。ほんと、いよいよ走り回る気になってきた。
久々のiTunes。GSはしばらくいいや。ホテルの部屋にいる間、ずっと聴いてたので(但し、ちょっとの間だけオールディーズのチャンネルに変えたら、懐メロ然としたメジャー・ヒット曲数曲の後突如「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」が流れてきて驚愕した)。やっと買った「ハッピー・フィート」のサントラが想定外に良かった

2007-03-27still CRAZY after all these years
昨日はグダグダになりすぎて黙祷する余裕もなかったので、今日改めて。

[実演鑑賞記] しまうま。presents 「サヨナラのRHAPSODY」@六本木Y2K

かおりんのサポート等、色々とお世話になっているかんさんのバンド、しまうま。の主催イベント。今回をもって、ドラマーが(一時?)卒業ということで、それを記念してのライヴ。それにしても、彼等のライヴは初めて見るのだが、ここまでグダグダさがチャームポイントになってるとは。ファン層まで見事にその色で統一されている感じ。私の大好きなウィーンの持つグダグダさはあくまでも天然という感じがするが、しまうま。の場合、かんさんの計算された策略のため、天然以上の「狙い」を感じ取ることができる。そして、この夜のライヴでは演出上の事情のため、それが更にヒートアップしているような気がした。前座扱い(?)のトークからしてもう絶好調である。そしてバンドとしての出番では、一足先に「卒業」してサポートに回っているベースの人が、ここでは書いていいのか? な事情により未到着。しかし、残る三人で演奏を始めようとした途端、奇跡的に到着という誤算が。おかげでセットリストが大幅に変動するというアクシデントにより、グダグダ度がさらに高まる。 まぁ、そういうアクシデントは抜きにしても、絶妙なポップ・センスをベースとした脱力ロックは、さすがに我が琴線を揺さぶってくれる。それでもやはり、疲れたなという印象はあり。やはり最近行ったライヴ2回が、ハコから2分もしくは5分で「帰れた」というシチュエーションだったのに比べると、大江戸線ホームに「潜って」帰らねばならぬというのを考慮しても、決して楽なものではない。定刻通りに始まったにも関わらず、初めて春風堂を観た例の押しまくりライヴの印象に近いものを抱いたのは、まぁ仕方ないことであるか。
MCで知ったのだが、タワレコなどでも販売されている彼等のCDの制作秘話もまたグダグダなもので、一度録ったCD用の音源を完全に没にした歌姫のトラックを作った同じ人物の仕業とは到底思えないと驚愕したのだが、先立ってその歌姫も当然登場した(おまけに、そのピアノがしまうま。のステージでもそのまま使われ、ニヤリ)。もちろんその名はさくらかおり。実は昨年暮れのルル網ライヴ以来、ハコでのライヴからはご無沙汰していたが、竹上さんのライヴで頂いた機密情報に加え、今後のルル網展開に関する大事なお願いを伝えるという義務もあって、是非とも伺わねばと心を決めていたのだ。さすがに、彼女が歌っている間は、その場がしっかり引き締まっていた。路上で鍛えた成果が確かに。新曲も大胆な展開で、完成品の到着が実に楽しみ。表情そのものもまだまだ初々しいながら、一年前が大昔のように感じられる程豊かになった。まだまだ開かれる道はあるぞ。
あと2組のアクトも実は昨年8月30日のちゃりぼん(かんさんのもう一つのバンド)主催ライヴで見たことがあって、特にその時は書けなかったが、カーミンズのファニーかつ繊細なグルーヴ・ポップはなかなかの好印象だった。彼等もドラマーが今回で卒業ということで、春は節目の季節なんですね。こんな時期にセンチメンタルになってると、前に進めない。やりますよ、まじで。

2007-03-28卒業の季節
今年も恒例のアレの時期が近づいてまいりました。ルル網としては10周年というだけで浮かれ気味ですが、やはりこのままじゃいられないということで、幾つか大胆な動きを考えています。今後は、アーカイヴの運営に関しては今まで通りローファイを保ちつつ、少しずつweb2.0の慌ただしさに対応できるよう、姿勢を柔軟にしていきたいと思います。とりあえず、長らくお世話になった有料サービス一件との訣別を決定。色んなものに関わってると、ややこしくてしょうがないしね。

[実演鑑賞記] (3/28) GSP presents PROGRESS LIVE@渋谷rock west

音楽業界を階層で語るのはあまりにもバカげているので止めたいのだが、メジャー、大手インディーズと完全なる個人運営の間に位置する階層には、いかにもあれっぽい中小レーベルが沢山ある。歌謡曲のシングル盤好きとしては、その辺に位置する音盤の香ばしさにたまらない魅力を感じているのだが、同様の釣りは今でもロック・ポップス相手に未だに淡々と続いているというわけだ。
昨日開催されたこのライヴの開始前に上映された告知ビデオを見ていると、ますますアレな思いを強くせざるを得なかったわけだが、今回は何としてでもかけつける理由があった。我らがくつしたが、どういうわけか今回の主催レーベルのアンテナにひっかかり、アーティスト・テストを兼ねた(?)ライヴへの出演が決まったからだ。受けないといい印象を残せないということで、彼女を京都にまで連れて行った自分としては、どうしても見守らねばと思ったのである。
結果、今までのライヴを遥かに凌ぐ毒素ばらまきまくりの凄いステージが展開された。先日の宮さんのライヴでアコースティックな演奏を聴いて、秘められた優しさに気付いてしまった自分だが、今日の演奏はそれさえもなく、もうパンクそのもの。ここまで弾けておきながら、歌心が失われていない。これは貴重なライヴだったよ。ただ、やはりライヴの性格上雰囲気がクローズドすぎたのが悲しかった。もっとえらい人達が沢山観に来ていればよかったのに。
前後を固めたのは爽やか系弾き語り男子達。ストリート活動を通じて、かなりの取り巻きを得ているようだった。そんな中の女の子二人とエレベーターの中で一緒になったのだが、彼女たちにもくつしたは大受け。「絶対人気出るよ」なんて言ってた。でも、本気ならばCDを買ったりサイトの掲示板に書き込みするべきである。その位ガツンとくるものを、無差別でばらまきまくれる日がやってきたら、まじ本物。
たった一つだけ、こういう場では恋愛関連話はいい印象を与えないよ、と小言を書いておくとするか(特定のアクトに対してではないけど)。とにかく、このライヴは見れてよかったです。

2007-03-30今年は金曜日 (またかよ!)
信じられないほどさむいー!

毎年3月30日になると何曜日か書かずにいられなくなる(そして、はてなの時はキーワード「日曜日」のあるエントリーを片っ端から探しまくった)いけない私ですが(ココロはココ)、同じように避けて通れない3月27日を平然と飛ばしてしまったのはもっといけない(ココロは.....諸事情により、今回は貼りません)。何であれ、「出会い」が一番重要な出来事なのに変わりはありません。
いよいよ夏フェスの準備に本気で取りかかろうと思いますが(何せ、両ハコから寄せられる期待度が徒者でないので、こっちも必死で応えてあげないとね)、一方で悲しい知らせも。昨年の誕生日ライヴの場所となった六本木Back Stageが4月一杯で店をたたむそうです。
昨年1月に話を持っていって以来、色々と良くしていただき、おかげ様でルル網プレゼンツとしては唯一の黒字に終わったライヴを行なう事ができましたが、やはり六本木という場所柄のせいか、まったりとしたライヴハウス営業は色々とリスキーだったんでしょうな。アコースティック系のみならず、萌え系にも多大な理解を示し、色々と面白いイベントを行なっていたのに、残念でしょうがありません。大阪のBar KARO2、下北沢のAsian Bound Bookに続き、ルル網の素晴らしい仲間がまた一つ消えていきます。
自分で何か刺激的なことを始める際には、まず立地のことを考えないとと、そう思わされた一日です。それ以前にまにぃが........

2007-03-31リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド
久しぶりにネタ整理に着手。この所、空耳ネタを中心に久々に洋楽CDが大量に増加したので、ラック内整理をしつつ、置き場所の見直しなども行なった結果、数年間に渡って溜め続けたわけのわかんないJ-popのCDがさらに混沌とした状況の中へ。見事に段ボール箱5箱にも達しました。ただでさえ圧迫されまくりなのに.....それでも、裸のまま無秩序に置き去りにされたCDを眺めながら暮らすよりはまだまし。もちろん棚に並べるのがベストなのだが、もう棚自体置く場所がないのだ......でも、おかげで仲間から頂いたミックスCDとか、自分で焼いたコンピ等に至るまで、縄張りを決めてしっかり整理することができました。
それにしても、我ながら呆れる程の訳解んないCDの量。安いからって適当に買いあさった結果なのかそれとも? いっそ、これらのCDを全部iTunesに読み込んでランダム再生してみれば、新たな価値が見いだせるかも? その為には、今使ってるのと別のiTunes、いや、別のパソコンが必要となるのだが......いや全く。そして、アナログ盤も同様に整理しなければ.....
このいっぱいいっぱいな生活状況だと、不健康になるのも当然ですね。何とか色々と模索しつつ、脱出への道を探りたいです。まぁ、CD以外の物質を大量に処分することは、真剣に考えているんですけどね。考えてみればそっちの方が場所とってる(絶対数は少ないけれど)。そして、処分するのにも勇気がいる。その後誰か別の人の手に渡ることを考えるとね(ムフフ)。

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